1月ポイントレース記

Bulue Shark Jr.の久間です。本日は本年最初のレースで、参加艇はアズ、ビーナスJr.、Ronin Fppls、霞、アサマ、S&H、クレイラJr、オアシス、風小町(トラブルのためスタートせず)の10艇、実質9艇でのレースとなりました。風の状況は10m/sceオーバーの強いブローと微風が織りなす難しいコンディションでした。艇の性能でほぼ結果が決まる蒲郡でのレースと違い、ここのレースの醍醐味はこの息をする風で、しかも振れも周期性があるわけでもなく、複雑な地形とブローにより簡単に順位が入れ替わってしまうところにあります。すでに3年ほどいますが、風道を完全に把握するには至っておりません。

さてスタート直前は強いブローが入る状況で、タイミングを得ず第3線スタート、フレッシュウィンドをつかむためタック、アサマが前にいました。この時点で完全に艇団が二手に分かれ、ウェザーマークではアズがトップ回航、続いてわが艇でした。
スピンアップの用意を指示したものの、風が振れ、強いブローが来たため中断しました。ところがアズはスピンを上げており、よく見るとポールがついていない!(ジェネカーだったとのこと)心なしか風も落ちたので再度スピンアップを指示、ところが準備中ワイルドジャイブ、幸い風は弱かったので大事には至りませんでした。結局諦めて、ジブの観音開きで凌ぎました。ただ、アズはどんどん前に行く。

結局楓ブイまで抜くことができなかったものの、ブイ付近であと少しのところまで追いつけました。フルメインのまま強いブローの中で赤ブイ目指していたところ、アズがシバー?よく見たらワンポンにしていましたが、わが艇はそのままフルメインで行き、赤ブイ付近で抜くことができました。

その後は「3日天下」ならぬ結果は「15分天下」でした。わが艇も定置網付近でワンポンにし、再度フルに戻し、そのまま艇速を落としたくなかったためツブリコまでのコースでは右に寄りすぎていました。振り返ると結構な距離があったアズ、オアシスがすぐ近くにいるではありませんか!結局ブランケットに入ったわが艇をオアシスが抜いていきました。トップに躍り出て、後続艇との間に結構な距離があったので、油断していたとしか言いようがありません。猛省です。

ツブリコ付近では目測を誤って、タックしたら案の定早すぎて、アズと2艇でミートしている間にオアシスが先行してしまいました。ここでは何度も煮え湯を飲まされていますが、またも失敗です。しかも唯一の同型艇のアズにも迷惑をかけてしまいました。我々がごちゃごちゃやっている間にオアシスは先に行く。ツブリコ回航後は、アズにも先を行かれ15分天下の後は3位に転落、定置網をかわし、最後の上りに賭けました。

オアシス、アズはスタボードのまま行きましたので、わが艇は適当なところでポートにし、右の陸に寄って進みました。次のミート時はアズと風に対し同じ高さになっておりましたが、次のミート時には風がわが艇の方に振れたせいか、わが艇がわずかにリードしそのままゴール、結果着順2位でした。

オアシスは随分前にゴールしており、続々ゴールしているJ24に修正で負けて3位がいいところかと思っていたら、予想に反し修正1位になっていました!クラブレースに参加させていただき1年半、しかも新艇になってから上手く走らすことができず、昨年はパッとしない成績でした。ビーナスJrの美人からトロフィーをもらい、うれしかった半面、未だレース内容には納得ができませんので、次は着順1位、修正1位を目標に頑張ろうと決意しました。

ビーナスJr.の慶応医学部ヨット部の女性主将は470乗りとのこと、実は私も関東学連で470に乗っていました。卒業後は合宿で後輩指導をする傍ら先輩が所有するクルーザー(本家Bulue Shark)でレースに出ていました。
当時の相模湾は若いクルーで溢れ、とてもレースに活気がありました。たまにはクルージングもあり、25歳くらいまでは特に楽しかった思い出が多数あり、これでいよいよヨットにのめりこんでいきました。
彼女たちも我らのクラブレース参加を機にのめりこんでもらい、高齢化するヨット界に歯止めをかけてもらいたいものです。

最後に、私の役目は、最年少オーナー(?)としてベテランおじさんたちの肝を冷やすこと、皆が面白くなるように今年は大いに盛り上げますので、今後もよろしくお願いします。

Bulue Shark Jr. 久間