5月のレース報告

 VOCレーサーの皆さんこんにちは!
四季折々に美しい五ヶ所湾の風景を眺めながら楽しめるVOCレースですが、とりわけ5月は新緑が水面に映えて私の一番お気に入りの季節です。その5月ポイントレースにオープン参加のカスミJr(Y23)でラッキーにも総合優勝を飾ることが出来ました。

 今回のカスミJrのメンバーは野村キャプテンとクルーの大塚嬢と私田口の3名です。船は今回が初陣となるヤマハ23で前日に2時間ばかりタックの練習しただけでレースに臨みました。この船は英虞湾の自称船越ヨットクラブというプライベートな桟橋に係留しています。ちなみに英虞湾にはこのようなヨットが多くありますのでオープン参加艇を増やしてVOCレースを賑やかにしたいと思っています。

 朝7時に英虞湾を出航し、レース海面に到着したのが9時半。既に他のレース艇は臨戦態勢ですがカスミJrはスピンの上げ下ろしをする時間もなくそのままスタート準備に入りました。今回のレースの注目艇は何と言ってもアズ。ハーバー雀の間ではこの新鋭艇がいつファーストホームを取るかというのが話題になっていました。今回はセールメーカーの助っ人3名を引き連れた大人数で気合充分です。

 本日のレースコンディションは南風5〜6m/sと絶好のレース日和。カスミJrは本部艇の上手一番近くからアプローチしました。本部艇からはスタートのカウントダウンの声がまる聞こえです。この声に合わせてカスミJrはジャストスタート!全艇ほぼ同時のきれいなスタートでした。

 すぐにカスミが抜群のスピードで抜け出て、大島灯台辺りではほぼ独走態勢。2番手集団はアサマ、アズ、オアシス、カスミJrそして少し遅れてビーナスと続きます。途中でオアシスとミーティングしましたが、こちらの「スターボー」の声に何ら臆することなくスターンの1m後ろを通過して行きました。「なかなかやるね!」と思っていましたら下りのスピントラブルであえ無く脱落。残念!しかし、こちらカスミJrもスピンを横に張る大チョンボをやらかして、田曽の赤ブイを回った後でビーナスに抜かれる始末。

 先行集団はカスミがその後、アズ、アサマに大きく水を空けてトップフィニッシュ!田中キャプテンの高笑いが聞こえてきそうです。一方、注目の某セールメーカーさんはパーティーには姿は見せなかったなぁー。まぁ、五ヶ所湾の風に慣れるまであと3回ぐらいは来てもらう必要がありそうですね!
そして結果は次のとおりです。

  • 着順1位、総合2位カスミ  田中 匠
  • 着順2位、総合4位アズ   金森 由朗
  • 着順3位、総合5位アサマ  小澤 典翁
  • 着順4位、総合3位ビーナス 千葉 喜英
  • 着順5位、総合1位カスミJr 野村 知史
  • 着順6位、総合6位オアシス 尾初瀬 勲 

 なお、今回観覧艇や併走艇として、新しくなったシーファーラーやフールズNo1が海に出ていましたが、昔の常連レーサーのこれらクルージング艇も楽しく参加できるレースになるといいですね!VOCレースのますますの発展を期待しています。

 ちなみにカスミJrは今月号の舵の【売りたし欄】で売り出し中です。まだ船齢も若いですし、少人数でのレースにはY23はいい船だと思います。ディスカウントしますので興味のある方はご連絡下さい。