10月のレースレポート

AZUREの金森です。

 10月のレースは先月に続きエメラルドカップのコースです。

 霞から早く着きすぎて後ろの様子がわからんとのことで第2集団1位のアズ金森がレポートします。

 10月16日朝は15日から続いていた雨も上がり強めの風が吹いて良い感じです。
今日は金森、琢也、才藤名人、巽の4人でレースに出ることになりました。
琢也は相変わらず二日酔いです。巽君はヨット2度目ですが前回も船酔いせず今後が期待できます。
 雨でできなかったレースの準備をしてもらうことにして艇長会議の間に出席、アサマ(久々に松本さんが乗船)、アズ、オアシス、霞(奥野さんの娘さんが乗船)、ブルーシャークJr(BSJ)、ヴィーナス(J24)の6艇がレースに出ることになりました。

 海上に出ると北西の風が18−25ノットぐらい吹いて少々きつい感じです。
 スタートはほぼスターボの登りで楓1のリミットマークから出ようという感じで楓ブイに向かって走っていました。スタート2分前位にジブを広げて走り出すとなんとジブシートがほどけています。結んだのは誰ジャー
他の船もみんな集まってきていて緊迫した状況でしたがうちの船はスタート30秒前にやっとスターボにすることができました。

 とはいえ風が強いこともあり何とか霞,アサマのすぐ後ろでスタートしました。
20ノット前後風でメインは完全には引けませんがすぐにアサマをかもり霞を追撃です。
 しかしさすがオアシス大型艇の強みでジワリジワリと追い上げ南島の定置網を越えた辺りで霞や我々の上側を快走しています。
 霞が下側で紀伊長島側につっこんでいるのでこちらは早めにタックをしてカツオビラシに向かいました。しかし少し風が右に回りたどり着けずタック。
 するとオアシスが前を通ってカツオビラシをトップで回りました。
タック2回でカツオビラシを2位で回航霞も離して良い感じです。

 ここで一気に後続を離そうとスピンをスターボでupしかしスピンポールにトッピングリフトとフォアガイが絡みついています。 またかー
しかしこのままでは浜島に行けないのでジャイブーーーー 失敗してしまいました。
本当はここで五カ所側に延ばしたかったんですが!!!
まだ強風でのジャイブは経験がなかったので上げる前に十分CHECKしてジャイブしてからスピンアップすれば良かったのですが差をつけたかったんです。
急がば回れですね。
 オアシスは沖だししてクルージングスピンを上げています。
 霞がスピンを上げて抜いていきます。
 やっとスピンダウンしてあげ直して調子よく走り出しました。
 霞を追っかけているといつの間にかスピンダウンしています。なんだか止まっているようです。
 リタイアかーしめしめ
 そのまま走っていると風がドンドンおちてきて身動きできなくなってしまいました。
後ろからアサマ、ヴィーナス、BSJがじわじわ追っかけてきます。
やばいふと霞を見るとなぜか霞にだけ風が吹いてドンドン前に行っています。
あー霞にちかずいておけばよかった。あれよあれよとかすみになってしまいました。
オアシスもやはり風が無くそのうちに沖側は南風五カ所側は北風我々のところは無風と最悪です。後ろを見るとなぜかBSJだけが良い感じでスピンをはっています。

 風が吹いたり止まったり前に行ったり後ろに行ったりでスピンアップダウンを繰り返しているうちに本部船下村さんから浜島浮標をゴールにしますとの連絡があり、霞がゴールしたとのこと。奥野さんの娘さんが勝利の女神ですね。

そのうちに何とか少しだけの風が我々にも少し届き風を求めて岸側によっていきました。
オアシスも同じように寄ってきたんですが途中でまた沖だししていきます。

 そうこうしているうちに後続3杯の前辺りに到着、結局BSJの岸側に入ってしまい抜かれてしまいました。上側から寄ってくるので少々追い出して抜いてもいいんですが近づくとスキッパーの叱咤激励が聞こえてきました。(社長がむちゃくちゃ負けず嫌いとのことです)
 ここでBSJをいじめると大混乱になってスキッパーが切れてクルーが来なくなって出艇数が減るなというレース委員長としての熟慮の結果ジャイブをしてまた岸側に走りました。
 すると五カ所側からアサマ、ヴィーナスが迫ってきます。ここで抜かれてはパーティーでなんと言われるやら!!何とか鼻面でジャイブしてゴールに向かいました。これぐらいの風ならジャイブもきちんと決まります。
 そのうちに10ノット前後の良い風が吹き出しするすると集団を抜け出してゴール。
何とか着順は2位でした。次にアサマ、BSJ、ヴィーナス、オアシスの順でゴールとなりました。
結局修正で1位霞、2位ヴィーナス、3位ブルーシャークジュニア、4位アサマ、5位アズ、6位オアシスとなりました。
 総合点数は少し離されましたが8点ぐらいチョロい!!
 熊野灘レースで大逆転を狙います。