7月のレース

金森です。7月のレースは先月できなかったエメラルドカップレースとなりました。

 楽あれば苦あり。苦あれば楽あり。災い転じて福となす。塞翁が馬。

 今回の参加艇はアサマ、ローニン&フールズ(J/24),ビーナスJr、霞、アズの5艇です。
アズは人が集まらず天気予報ではレースの時間は5,6メートルの南風が吹くとのことでまあ何とかなるかなと言うことで才藤さんと私のダブルハンドででました。
 スタートはジャストで出ましたが二人ではセールをいっぺんに引き込むことができずロケットスタートとは行きませんでした。ビデオを検証するとこの時点でメインシートのブロックに他のシートが挟まって動いていない様子でした。(航跡 緑の部分)
 

 なるべくタックはしたくなかったのですが風にあわせてタックをしているうちに不具合に気付いて集中力もなくなりごちゃごちゃやっているうちに沖のカームにつかまっていつの間にかどべ。サングラスが曇ってしてられません。(航跡 黒)
 その後みんなを追って岸側に行くと何とか風もあり赤ブイを目指しましたが先行艇3バイとROCK1の辺りですれ違い次にビーナスJrともすれちがいやっと赤ブイを回航。(ここら辺で色々あったみたいですが全然みえませんでした、霞のホームページを見てください)
そのときにはすでに先行艇3バイは視界の外に行ってしまい、ビーナスも遙か彼方でスピンを揚げています。
 風もあまりなくなりましたが追う立場としてはスピンを揚げざるを得ません。(航跡灰色)
才藤さんに活躍してもらい洗岩をかわし安全になったあたりでスピンをセット。
スピンハリアードを引っ張ったところ勢い余ってすってんころりん。エクステンションが壊れ私はしたたか背中を打ってしまいました。
http://www.youtube.com/watch?v=XCNzfVpy3ls
気を取り直してスピンを揚げましたが風が弱く安定せず艇速はほとんど0
その頃には先行艇は岸沿いのドンヨリとした大気の向こうに消えていました。
(航跡 真っ黒のところ)
この辺で才藤さんは疲れ切り「よってもた」といってスピンシートを握ったまま目を閉じています。
しかし沖にきらきらと輝く青い海がみえたので「きっとあそこにはええ事がある」と励まし沖出しするためジャイブを繰り返しました。内心ではあそこに風がなかったらリタイアかなと思ってました。

 来ました来ました良い風が来ました。艇速7−8ノットで時々ブローチングするほどのからっとした良い風がうちだけに来ました。日差しもきらきらしてまぶしくすばらしい夏空です。

「やっぱりいいこともあるんや」と才藤さんもすっかり元気を取り戻し一気に御座白浜近くに到着。
後続艇はもやの中にかすんでいました。(航跡赤)ここら辺でコミッティーから「コース短縮したいんですけどー」っと電話が入りました。”あほかーうちだけフィニッシュでぼろもーけやー”と思っていったんは断りました。
 ところがここら辺で風が弱くなってきて真追ってでジャイブを繰り返しだしたので 数年前暑い中熱中症直前でDNFとなったいやな思い出がよみがえり ”みんなゴールした方が良いなー”ということで「コース短縮して良いよー」と電話しなおしました。
ということで浜島の緑ブイでブッチギリフィニッシュとなりました。

 後で聞くともっと走りたかったとかいろいろ聞きましたが誰も倒れなかったので良しとしてください。いろいろ問題もありましたがこれからのレースに繋がるでしょう。
レース結果は着順はアズ、アサマ、ローニンフールズ、ビーナスJr、霞の順で修正ではアズ、ローニンフールズ、アサマ、ビーナスJr、霞の順で累計ではアズとローニンフールズが再び並びました。