3月の湾内レースの結果

 アズの金森です。

 3月18日のポイントレースは私、タクヤ、服部さん、巽君の4人ででました。

 前日はハーバーのパーティーに参加して満腹となり熟睡。タクヤはまた二日酔いになっていましたがパーティーの残りで朝食をおえて準備万端でレースに臨みました。

 今回の参加艇はアサマ、オアシス、ブルーシャークJr,、 ビーナス(J/24)、ローニン・フールズ(J/24)、アズの6艇で前回に比べて寂しいレースとなりました。
 天気はドンヨリとしていて北西の2−6ノットぐらいの風が吹いています。

 スタートは本部船側から出ようとしましたが少し遅れ気味でした。アサマが少しリミットマークよりに上ってきたのでオアシス、ブルーシャークJr,、 ビーナス(J/24)は押さえられてオアシスは追い出されてしまいました。オアシスは本部船のアンカーロープに引っかかって本部船が上側に引っ張られています。
われわれはトラブらないようにアサマの後ろからスタートしました。
その後アサマはポートでうちの前を通ってふるかわお代官は大満足だったとのことでした。

 良い風が吹いていたのでスターボで延ばしてタックするとアサマをかわしてトップでウェザーマークを回航できました。
スピンをすぐに上げましたが急に風が1−3ノットになってしまい停まってしまいました。
後ろをみるとトラブっていたオアシスがいつの間にか2位に上がってます。
オアシスもスピンを上げていますが風がないので毛糸で結んだスピンが広がっていません。
我々は上らせ気味に走りジャイブを繰り返して先を急ぎました。
そのうちに何とか風をつかんで無風域を脱出しましたが微風用スピンがほしいよー

 楓ブイをトップ回航したあと風が上がってきて宿田曽の赤ブイを目指して快走しました。
しかし後ろを見るとオアシスがひたひたと近づいてきます。天気もだんだん悪くなり雨が降り始めています。

 赤ブイを回航してマグロ養殖網の近くまで行くとオアシスは100m位まで追いついています。
しかしツブリコ島までは風が4ノットぐらいまで落ちて真登りになり何とか差を広げました。

 その後もスピンがうまく上がって登りもうまく走れオアシスを引き離しファーストホーム。

 結果は着順1位修正1位アズ、着順2位修正3位オアシス、着順3位修正2位ローニン・フールズ、着順4位修正5位アサマ、 着順5位修正4位ビーナスJr、着順6位修正6位ブルーシャークJrでした。
 ブルーシャークJrは6月にアズと同じデヘラー32が届くとのこと、相当気合いが入っているようでこれからが楽しみです。

2月のレース ファーストホーム

アズの金森です。
 2月19日のポイントレースは私、タクヤ、才藤名人、服部さんの4人ででました。服部さんはタクヤの名大ヨット部の先輩でスナイプ乗りの実力派です。平均年齢は53歳です。
 前日の集合が遅かったのでハーバーのパーティーには出ず、船で鮨ふみで用意してもらったしょうさいふぐの鍋で宴会をして満腹となり熟睡。二日酔いもなく朝食は雑炊をして準備万端でレースに臨みました。
 今回の参加艇はアサマ、 霞、オアシス、ブルーシャークJr,ルシェールJr(J/24)、 ビーナス(J/24),ローニン・フールズ(J/24)、S&H(アレリオン)、風小町(T301)、アズの何と10艇です。天気は快晴でシフティー北西の4−15ノットぐらいの風が吹いています。
 スタート前の練習でタックの確認、やっぱり経験者と乗ると楽です。そのあとスピンをスターボ側にセットしておきました。
 スタートは本部船側から霞の上側を少し遅れてでましたが霞は人数不足で上ってこなかったので何とか押さえることができました。しかしウェザーマークでオーバーセールして霞に入られて2番手で回航しました。
 上ってくる船を避けてからスピンアップ。
いつぞやのようにスピンポールにトッピングリフトのブライダルがぐるぐる巻きに絡まっていましたが風もたいしたことなく落ち着いて次のジャイブで解除できました。
マッチレースの経験が功を奏しているようです。
 霞がスピンをはらなかったのであとは楽ちんに一人旅になって快走しました。
 少々のミスはありました非常にまとまったクルーワークで今回は何もなくらず部品も壊れませんでした。
 大型艇のオアシスに大分追いつかれましたがファーストホームしました。
着順1位修正3位とまずまずの成績です。
船にも慣れてきましたがやはり良い人員を集めるのが一番です。若い人も来てくれそうなのでこれからが楽しみです。

レース初参加

ヨットを始めてから約17年に成りますが、いままでのヨットがクルージングボートでしたのでレースにはまったく興味がありません。2年前にデイセーラーに買い換えてからセーリングの楽しさが倍増しました。
レース前夜に松崎さん家で酒を酌み交わしてヨット談議をしていましたら、「塚本さん、明日レースにアレリオンで出ましょ」と言われ、「いいよ」と答えてしまい、初めてのレース参加になりました。
松崎さんが一生懸命にシートトリムをとってくださったので好成績と成りました。

塚本 聡

2012年初レース

2012年1月クラブレースの結果です。
 あけましておめでとうございます。AZUREの金森です。今年もレース委員長を続投することになりましたのでご協力のほどどうぞよろしくお願いします。
 さて今回のレースですが霞、アサマ、AZURE、と昨年から常連となったオアシス、ビーナス(J24)、ブルーシャークJr、さらにルシェールJrの田口さん(J24)、Ronin Fools?(J24)ケビンがさらにはネットRから風小町が参加して出艇数9杯と盛況でした。
 AZUREは今回私と琢也、ほぼ初心者の巽の3人でレースに臨みました。
 海上は4−10ノットでブローが18ノットぐらいシフティーな北西の風でした。
 琢也は昨日名大ヨット部OB会があって二日酔いです。巽はジブシート持つのが初めてでまずウインチの使い方から講習してタックの練習を数回しました。ここら辺でセールタイが1本無くなりました。スピンをバウにセットしてポールセットの練習をしているうちに10分前が近づいてきました。
 スタートラインは本部船が少し有利ないつもの長さでした。10分前になっても旗が揚がらず少し遅れで10分前のホーンが鳴りました。本部船近くで様子を見ていると5分前のホーンが少し早く鳴って結局10時スタートです。
 我々のスタートは上一番のジャストスタートですぐにヘッダーがきてタックそのままウェザーマークまで他の船とミーティングせずにトップ回航しました。

 他の船はミーティングして大声を上げていました。回航後ポート艇が沢山前にいましたがここで権利を主張すると大混乱になるのが目に見えていたのでそーっと避けておきました。
その後スピンをアップ、少し時間がかかりましたがうまく上がって後続艇を引き離しました。サザラ浦から湾口灯台過ぎまでは風が前にシフトして弱まりアサマと霞に迫られましたがその後は良い風で楓1号もトップ回航しました。

 田曽の赤ブイを回った後網をかわすのにオーバーセールして霞に大分近づかれました。いつもだとだんだん追い上げられるのですが今回は追いつかれることなくツブリコ島を周れました。
そのあとスピンを上げさらに差を広げて難なくスピンダウンそのままゴールまで一人旅でした。
ゴールの後は数回タック練習をしてからハーバーに戻りました。巽君期待できそうです。
 着順はAZURE、霞、オアシス、アサマ、風小町、ヴィーナスJ、ルシェールJR、RoninFools、ブルーシャークJrの順でした。
今回は風もほどほどで全くトラブル無く非常に快調に走れてポールトゥフィニッシュさせていただき大変気持ちよかったです。
 パーティーの食事は暖かいシチュー、お刺身、揚げ物、炊き込みご飯等バラエティーに富んでいて大変盛り上がりました。
修正はAZURE、霞、RoninFools、ヴィーナスJ、ルシェールJR、アサマ、オアシス、風小町、ブルーシャークJrでした。(計算に不備がありパーティー中の順位とは異なります)
今回多数の参加があり大変盛り上がりました。さらなる参加をお願いいたします。
できたら後ろの方がどうなっていたかレポートお願いします。

オールドボーイ、ヨットレース参戦記
千葉喜英
 
 65歳にならんとする、おじい二人と、魅力的な女性、プロと呼ばれてもおかしくない2−3人の比較的若い男。どこかで見た組合わせと思えば、コリント イーストウッド監督主演、スペースカウボーイでした。イーストウッドの監督主演映画はこの手の設定が多く、アイガーに始まり、グレナダ戦争を舞台、除隊前の万年軍曹のお話、ハートブレイクリッジ、そしてスペースカウボーイ。いずれも、リタイア間際か、世の中から忘れられた、かつてはがんばった事があるおじいが、再びがんばって、何とか勝利を得るお話です。
 2011年志摩ヨットハーバークラブレース、最初からスペースカウボーイをしようと参加を始めた訳ではありません。せっかくクラブレースがあるのだから、みんなもっと参加すれば良いのに、が理由です.
 そこで、2011年1月のクラブレース、折からの強風、ほんとうに出るのとスギさん、ケビンを乗せた方が良いよ、おそらくスギさんの差し金、岡君が、僕乗ります。おじいがミツキを乗せて嵐の海へ出るのを、皆様心配していただきました。もちろん私ではなくミツキを心配しての事でした。幸いレース委員長のご判断でノーレース。パーティーだけのデビュー戦でした。口には出しませんが、みんなが思っていた事、このじじい大丈夫かい。
 スギさん、ケビン、喜多さん、龍君たちが、かわるがわるクルーを勤めてくれるようになります。

 そして、ビーナスチームの強力メンバー名取が参加してくれました。彼は、わたしとほぼ同じ年、やはりもうじき65歳のじじいです。産婦人科の中でも、ともに医用電子を専攻し、二人のかつてのボスは強烈なライバルでした。しかもそのボスは二人とも40歳代で死んでしまい、名取も私も若くして研究室を背負うはめになりました。そして、もともとは、湘南ボーイの慶応ヨット部、根っからのヨットマンです。何回かディンギーで腕を競いましたが、いやーうまいです。クルージングの時、普通はコンパスにコースを合わせますが、彼は常に風にコースを合わせています。風が回っていくと船も回ります。オーイ名取、どこへ行くの、あっちなのですけど、よく声をかけます。
 名取のヘルムのうまさが最も発揮されたのは、6月のポイントレース。朝から微風、もしくは無風です。スタートラインにスタボー艇が並びます。周りを見渡した彼、タックしたいのですけど、いいですか。タック、重なってもたもたしている僚艇を尻目に、ビーナスJ24だけが、スーと離れて行きました。さざれ浦前で、再び無風、100mほど後ろで僚艇があっち向いたりこっち向いたりしています。ビーナスは船首を楓ブイにむけたまま、微動だにしません。その時、コミッティーがコース短縮を告げに来ました。ゴールは楓ブイ。ほほにかすかな風を感じました。すかさず、ビーナスJ24は風をとらえます。またまた先行、AZREとカスミも風をとらえて迫ってきますが、もう間に合いません。ビーナスJ24、ファーストホーム、優勝でした。
 さて、ポイントレース後半戦7月着順こそ6位ですが、着順1位との差343秒、修正1位、このときはミツキとダブルハンドです。8月着順3位で修正1位、このときはもう一隻J24が出てこちらは2位、108秒リードです。
 このあと、ロングレースが控えます。J24では、湾外で吹かれたとき、少し不安ですので、9月エメラルドカップはVOC7世を使う事にしました。昔昔、よくハーバーに来ていた女の子、今は北新地のママ、雅子さんも参加。そこそこの走りでしたが、レイティングが大きいので修正4位。以後、ロングもJ24を使おうと決めました。しかし、最後の11月は大島回航です。午前3時スタート。クラブ艇のJ24で夜間航海用の船検を取っている船がありません。悩みが持ちこされました。10月エメラルドカップ、カスミがダントツ1位に続いてJ24で修正2位、この時点で、累計ポイント85で1位です。2位カスミとの差6ポイントです。11月の大島回航ロングレースに勝負が預けられます。
 さて11月、前日から突風が吹いています。熊野灘の波予報5m。大型艇からは、明日は穏やかになるでー、今夜まで、今夜まで、と牽制が飛び交いました。早起きに備えて寝ようとしていた時、レース委員長より、夜半のスタートは延期、朝になり湾内2周にコース変更が告げられました。
 ビーナスチームにとっては超ラッキー、乗艇をJ24に決定します。このときは、春日井パパも応援乗船してくれました。強風のレース、オアシスが、自らの宣言どおりファーストホーム優勝です。ビーナスJ24は修正2位でした。
 累計ポイント101、準優勝AZUREとはポイント差10で、ビーナスチーム年間優勝決定です。
 ここにレースに参加していただいた、全クルーの名前を記して栄光をともにいたします。ありがとうございました。
 名取道也、光木知佳子、Kevin Blay、杉原信行、春日井清雄、春日井龍一郎、喜多正治、中井雅子、大西周、千葉喜英









クリスマスカップ奮戦記
千葉喜英
 スタートから間もないウェザーマーク手前です。風上側レフリー艇より、ライン上を少し下がった所からスタートしたビーナスJ24はポートタックでウェザーマークに近づいていました。かなり強いブローが吹きます。ブローチングを止めるのがやっと、その時、スタボー艇のカスミが、まっすぐ衝突コースでこちらに向かって来ました。艇長田中さんの目は、にこりともせずこちらを凝視しています。お情けは期待できそうにありませン。タック。カスミのお尻をかわすやいなや、またタック。ベア、ベア、ベア何とかウェーザーマークを回りました。そこで、ハッと気がつきます。今日のクルーは、光木君と、昨日のクリスマスパーティーお料理コンサルタント大西さん。彼はヨットは初めてでした。強風下の帆走なので、腕力はありそうな彼にジブシートを持ってもらい、言うとおりに、ひっぱたり、緩めたりしてください、と教えてからまだ30分もたっていませんでした。
 そもそも、今日はクリスマスカップ、のんびりお遊び気分で、みんなで楽しみましょうと言われていたのです。だから、光木と二人で、ダブルハンドボーナスと女の子ボーナスをいただいて、ま、上位入賞できればいいな、と参加でした。出艇少し前になって、清水さんが、昨日のお料理コンサルタントの大西さん、ヨット乗ったことないので、乗せてあげてくれませんか。断る理由もないので、了解しました。いつものケビンは昔からの親分、春日井さんが新シーファラーで出場なのでそっちに乗っています。
 まず、いつもはケビンが用意してくれるフッティングから用意せねばいけません。ヨットでよく使う言葉が通じないのと、こちらの老人ぼけ、昨夜のアル中ハイマーも加わって、そこのあれそれちょっと引っ張って、になりますから、スタート時間に間に合うかなと不安になりました。
 レース海面、まわりに船が込み合ってきました。なにしろ今回は、お祭りだと盛り上がって、クレイラ榊さん、ここにはフールズの吉岡さんも同乗です。前述のシーファーラー、田口さんもワンダラーで参加、さらに、南西ネットアールからは、風小町で松崎さん参加です。上マークのレフリー艇あたりはずいぶん混んできました。いけねー、船外機止めなければ、引き上げねばいけません。光木君、舵もって。うつむいて船外機を引き上げている間、回りの船が気が気ではありませんでした。
 スタートライン上、もう時刻のはず、時計を見ながら舵を持っています。厚着のため、時計が見えません。10秒早かったかな、ライン上を下へ、そこでスタート、後ろから来た、カスミとAZUREが、上側を登って行きました。
 ショートコースだし、先行艇について行きさえすれば、成績はでるだろうとついて行きます。
 風小町だけがスピンアップ、かなりの気まぐれな風、吹いたり止んだり、前から来たり、後ろから来たり、さすが風小町もスピンを下ろしたようです。今回はお祭り、お祭りと言いながら、皆様ずいぶん気合いが入っていました。実は、11月レースで既にビーナスチームの年間優勝は決まっていたので、どうも、狙い撃ちにあっていたような気もします。俺が出ていたら、千葉さんにはそんな目にはあわさなかった、と松崎さん、外洋レースのベテランと組んでいます。オアシスもファーストホーム、優勝を狙って、プロを3人ものせていました。
 ビーナスJの前方になにやら、でかい漂流物、ビニールハウスでも飛んで来たのかと思いきや、風小町のスピンでした。下ろしたスピンの固定が悪かったのでしょうか、海上を漂っています。風小町が引き返して、収容していました。何かのワールドカップで、ゴール間際に使用していないセールを次々と海に放り込んだ艇長がいると本で読んだ事を思い出していました。いくらなんでも、五カ所草レースでそこまではしないだろう、と変に納得。
 さて結果、狙い通りオアシスがファーストホームでした。マーク回航のたびにオアシスとの時間差を計っていたビーナス、計算通り修正一位。2位は初出場、春日井さん新シーファーラーとなりました。
 クリスマスカップありがとうございます。十分に楽しませていただきました。
 

11月ポイントレースのFHかつ優勝のオアシス・尾初瀬勲さんよりのレポートです

 私のヨットはレースボートではなく、クルージングにはとても快適な船なのですが、微風時のスタートなどで船を止めたりするとなかなか動きだしてくれません。
 ところが、11月20日のレースでは最初から吹いていました。前日からの強風の吹き戻しの強風があり、またうねりも大きく、当初予定していた大島を廻る熊野灘カップが湾内2週に変更になりました。
 この日は新しいライトゼノアを作ったのでセールメーカー(ハリケーン)の方が2名乗っていました。 
 スタートしてウエザーマークを廻ってすぐにスピンを上げたのですが、5分もしないうちにブローが来たとたんに「バアン」という音と共に二つにはじけてしまいました。その後も風は落ちないでブローチングしそうになりながらトップでフィニッシュすることが出来ました。
 
念願のファーストホームと優勝することが出来ました。2012年も出来るだけレースに参加していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。